のぼりの研究を始めて

のぼりの研究を始めて、その歴史が思っていたよりも相当古いという事がわかり、衝撃を受けました。

なんと、中国の魏志倭人伝の中に、その存在を示す記述があったのです。

邪馬台国の女王卑弥呼。

彼女に対し、邪馬台国の地位保障のしるしとして戦いのための旗が贈られたという内容で、これが今でいう所ののぼりというわけです。

日本書紀では、「百済の皇子余昌が、自分の狭量で新羅に対する出兵を強行し、結果的に父親を死なせてしまった際、出家すると言い、それを臣下にとめられ、代わりに国民100人を出家させることにした」とあります。

この時に、のぼりや旗を用意していろいろな功徳を行ったという事が記されており、神事などの宗教的な儀式においても、かなり古くからのぼりが使われていたのだという事がわかります。

研究を進めていくと、日本人の歴史の中にかなり深く食い込んだ存在なのだという事がよくわかり、なおさら、現代まで続く伝統として形を変えたわけを知りたくなりました。

のぼりの基礎知識

のぼりとは、竿に横棒をつけ、上部と竿側の側面を、乳という部分で竿に固定して使う旗のことです。
大きさは、縦180×横60の長方形というのが一般的なようですが、
素材も多様化し、印刷技術も発展した現在では、この標準サイズにとらわれずに、自由なサイズ、形でオーダーすることができます。
素材は、もともと武家用ののぼりは綿や絹が利用されていましたが、
江戸の庶民にとってそれらは高級品であったため、紙を用いていました。
現代では、化繊も含めたくさんの素材があり、目的や金額に合わせて選ぶことができます。
のぼりの素材
○ポンジー
最も広く使われている素材です。薄くて軽く、値段も安いです。
○トロピカル
糸はポンジーの約2倍の太さで、抜群の耐久性から屋外設置用に最適です。
○トロマット
糸はトロピカルの2倍の太さで、さらに耐久性に富んだ仕上がりです。
○ツイル
糸はトロピカルと同じですが、1.3倍の密度で織ってあり、耐久性に優れています。

いずれの素材もポリエステル100%です。
のぼりには他にもたくさんの素材が使われています。
自分の予算や使用目的に合わせて、どんなものが合うのかを決めていきましょう。